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2026年07月22日
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【わりとなんでも相談室 vol.4】街の文房具屋さんは、どこへ消えた?——そして私たちは「調達業」になった

【わりとなんでも相談室 vol.4】街の文房具屋さんは、どこへ消えた?——そして私たちは「調達業」になった

こんにちは、フジビジネス広島です。

突然ですが、質問です。最近、近所の文房具屋さんに行きましたか?

……そもそも、近所に文房具屋さん、ありますか?

今回の「わりとなんでも相談室」は、いつもの防災や図書館の話ではなく、私たち自身の話。街から文房具屋さんが消えていった40年と、その中で私たちのような会社が「何屋さん」になったのかという話です。「フジビジネスさんって、結局何屋さんなん?」とよく聞かれるので、その答えを、業界の歴史ごとお話しします。


数字で見る「文房具屋さんの消えた40年」

感覚の話ではありません。経済産業省の商業統計によると、紙・文具小売業のお店は2007年に約11,800店あったものが、2014年には約7,300店へ。7年間で約4割減、1日平均およそ2店ずつ消えていった計算です。2000年代以降の長い目で見ると、約7割が姿を消したという分析もあります。

特に消えていったのは、小学校の近くにあった、ご夫婦や店主おひとりで営むような小さなお店。まさに、みなさんが思い浮かべる「街の文房具屋さん」です。

いま、個人経営の文房具店で文具を買う人は約1割。いちばん多い購入先は、100円ショップだそうです。

何が起きたのか——「文房具はどこでも買えるもの」になった

昔は、文房具は文房具屋さんに行かないと買えないものでした。

流れが変わったのは1990年代以降。ホームセンターやディスカウントストアといった大型店舗が各地に広がります。大型店は大量に仕入れて大量に売るので、仕入れも安く、売値も安くできる。品ぞろえも豊富。文房具は「どこでも買えるもの」になり、価格でも在庫でも勝てなくなった街の文房具屋さんは、静かに店を閉じていきました。

それでも生き残った店には、共通点があった

では、生き残ったのはどんなお店だったか。

ひとつは、学校指定用品を扱うお店。制服や体操服と一緒に、指定の文具を扱うようなお店です。もうひとつが、納品業——つまり、店頭でお客様を待つのではなく、役所や学校、会社に「お届けする」ことを本業にした文具店です。

実はこの納品業、統計上は小売業ではなく卸売業に分類されます。つまり「文房具店が7割減った」という統計の外側で、届ける文具屋は生き残っていたのです。当社も、この流れの中にいる会社です。

そして、扱う品目がどんどん広がった

ただし、今の時代は納品業というだけでは生き残れません。生き残っている会社は、大きく2つに分かれます。

ひとつは、ニッチを深く攻める会社。特定の分野に特化して、そこでは誰にも負けない品ぞろえと知識で勝負するお店です。

もうひとつは、扱うものをとことん広げた会社。こちらには、もう「文房具屋さん」という概念はほとんど残っていません。文房具や事務用品は当たり前として、会社・オフィスに関わる物品なら、ありとあらゆるものを取り扱う——そういう仕事に変わりました。

この「広げた側」の仕事を、最近の言葉で「物品調達業」と呼びます。街の文房具屋さんは消えたのではなく、一部はこうして「調達業」に進化した、というのが私たちの業界の40年です。

「調達業」って、具体的に何をしてくれるの?

「何でも調達します」と言うと胡散臭いので(笑)、正確に言います。「オフィス・働く場所に関わるもの」なら、何でも、です。

  • 文房具・事務用品(もちろん)
  • コピー機などのOA機器
  • オフィス家具、そのレイアウト変更や移設
  • 封筒や伝票の印刷、ゴム印・印鑑
  • 棚の固定などのちょっとした内装・取付工事
  • 防災用品、掃除用品、給湯室のアレコレ……

「え、そんなことまで?」とよく驚かれますが、私たちの業界では普通のことです。ただ、普通すぎて、誰も外に向けて説明してこなかった。だから「何屋さんかわからない」と言われてしまうんですね。

あちこちに頼んでいたこと、1社にまとまります

総務のご担当者なら、心当たりがあると思います。文具はネット通販、コピー機は機器の会社、椅子の修理はまた別、ゴム印はハンコ屋さん、棚の取付は……誰に頼めば?

調達業に頼む一番のメリットは、この「あちこち」が1つにまとまることです。発注先の管理も、請求書の処理も、「これ誰に聞けばいいの?」と調べる時間も減ります。しかも私たちのような地元の会社は、大手通販と違って小回りと融通が利きます。「ついでにアレも見といて」が通じるのが、地元の調達業です。

ネット通販は便利です。私たち自身、EC店も運営しているくらいですから、否定はしません。ただ、「探して・比べて・注文して・受け取って・設置して・古いのを処分する」の全部を自分でやる時間まで含めて考えたとき、地元の調達業者に任せるという選択肢を、思い出していただけたら嬉しいです。


おわりに

「フジビジネスさんって、何屋さんなん?」

この問いへの、今のところの答えはこうです。「街の文房具屋さんの生き残りが進化した、御社のための調達業です」。

事務用品からオフィス家具、図書館用品、防災用品まで。「これ、どこに頼めばいいんだろう?」と思ったら、その段階でお気軽にご相談ください。それを交通整理するのも、調達業の仕事のうちです。

次回の「わりとなんでも相談室」もお楽しみに。

参考:経済産業省「商業統計」(平成26年)ほか


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